いよいよ、パリ最終日。
この日の行程は
1️⃣ サントゥスタシュ教会
2️⃣ サント・シャペル
3️⃣ コンシェルジュリー
4️⃣ ノートルダム大聖堂
5️⃣ パリ市庁舎
6️⃣ フランス国立公文書館 パリ館
15時にハイヤーがホテルにお迎えに来るので、それまでに見て回り〜♪
目次:
日本では知られていないが、パリで一番壮麗な教会と言われる
最終日、朝からホテルの近くを散策しました。
投宿のホテルの近くにあるサントゥスタシュ教会。
ホテルのお部屋からも見えていました。
写真下:手前はシャトレレアル駅の商業施設、フォーラム・デ・アルの屋根です。
ネルソン・マンデラ公園を通っていきます。
教会ファサード。
1532年から1632年にかけて建てられた複数の建築様式が融合している建物です。
建築に100年もかけているから、いろんな建築様式が融合するのですね。
建築は、フランボワイヤン・ゴシック様式、内部装飾はルネサンス様式と古典様式。
フランボワイヤン( Flamboyant)はflamber(フランベ 燃やす)と同じ語源。
炎のような、尖塔を付けた建物が多いです。
ノートルダム大聖堂を見本にして造られたというだけあって、丸窓と三角屋根と両側の尖塔の意匠が似てます。
パリで最も美しい外観を持つ教会、と言われる割に、知名度が低いような??
建物の規模はノートルダム大聖堂に匹敵
2019年4月15日から16日にかけてノートルダム大聖堂で火災発生。
そのため、2019年の復活祭ミサは、このサントゥスタシュ教会で行われたそうです。
それもそのはず、サントゥスタシュ教会は、教会というよりも大聖堂に近い規模の建物で、
身廊の高さは 33m、ノートルダム大聖堂に匹敵する高さだそうです 。
今回の旅では、ノートルダム大聖堂は修復中で入れず、外から観るだけでしたが、こんな感じなんですね、サントゥスタシュ教会で疑似体験できました。
ノートルダム大聖堂は修理を終えた2024年の末から公開だそうです。
クリスマスミサは、修復された大聖堂で行われるのかもしれません。
入口と内部のギャップに驚かされました
白い扉を開けて入ります。
この何気ない扉の奥に、圧倒されること間違いなしの大空間が広がっています。
あまりの巨大空間と荘厳な雰囲気に言葉を失います。
天井は複雑な交差ヴォールトです。
聖書の場面を描いたステンドグラスが多数
聖母礼拝堂
「天使に崇拝された勝利の聖母」、「船乗りの聖母子」、「苦しむ人々の慰める聖母」の3枚の絵に囲まれています。
作業台
1720年製。ギリシャの柱廊玄関を模して作られた…作業台??
大きなパイプオルガンが正面に鎮座
最近修復されたというパイプオルガン、
8千本近いパイプを持つこちらのパイプオルガンは、なんと、フランス最大のパイプオルガンだそうです!
ロンドンのセントポール大聖堂のパイプオルガンのパイプで7200本弱。
…を考えると、やはりサントゥスタシュ教会は、教会というより、大聖堂クラスです。
どんな音色で、この大空間を満たすのか、聴いてみたいですね〜♪
毎週日曜日の17時半に行くとオルガンコンサートを聴けるそうです(入場無料)。
革命期間中は礼拝できず
フランス革命中(1789〜1795年)に、サントゥスタシュ教会は国有財産となったため、教会は閉鎖されたままだったそうです。
1795年6月22日にようやく礼拝が再開されたそうです。
革命中は、第一身分の聖職者が大勢処刑されました。
先日、サン・ジェルマン・デプレ教会の記事を書くためにググっていたら、巨大な修道院を擁したサン・ジェルマン・デプレから2600人もの聖職者が処刑された、と読みました。
一時期教会も苦難の時期があったんですね…
教会の前には、不思議なオブジェが…
ちょっと不気味なオブジェが横たわっています。
これは、フランスの彫刻家アンリ・ドゥ・ミラー(1953-1999)作"L'Ecoute"(聴く)という石の彫刻です。^^;
芸術の都・パリには、至る所アート、何気ない所でも芸術的な香りに満ちています。
知名度は低いけれど、かつての著名人ゆかりの教会
かつて、モーツァルトがこの教会で演奏会を開き、
モーツァルトの母、アンナ・マリアは異国のフランスで亡くなり、この教会で眠っています。
かの、太陽王・ルイ14世もここで初聖体(カトリック教徒となる儀式)を受けました。
ひっそりと建っていますが由緒正しき…パリでノートルダム大聖堂についで2番目に大きい教会です。
機会があれば体験してみて♪
参加しています、クリックしていただけたら嬉しいです♪
↓