今日もhappy 海外旅行編

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【パリ】ゴシック建築の頂点|ステンドグラスに圧倒されるサント・シャペル

インスタで観たサント・シャペルの、息を呑むようなステンドグラス。

 

パリに行くなら絶対に外せない!と最終日に行ってきました。

 

 

パリ発祥の地、シテ島にある、カペー朝時代の王宮跡

 

サント・シャペルは、6世紀から14世紀にかけてフランス君主の居城だったシテ宮殿の一部に1240年代にルイ9世が作らせた教会堂です。

 

現在は、パリ大審裁判所、検察局及び弁護士会など複数の主要司法機関が置かれたパレ・ド・ジュスティスの一部。

 

写真下:パレ・ド・ジュスティス

パレ・ド・ジュスティス、左手がサント・シャペル、右側がコンシェルジュリーです。

ゴシック建築の傑作、サント・シャペル

シテ宮殿は6世紀に建てられましたが、ルイ9世の要請により、それまであった聖ニコラ礼拝堂を取り壊して、ゴシック建築の全盛期、13世紀にサント・シャペルが建てられました。

 

ルイ9世は、カトリック教会およびカトリック芸術の有力な支援者だったそうです。

 

 

尖塔は33m。パレ通りからみた尖塔 ↓

この ↓ サント・シャペルの向こう側がパレ・ド・ジュスティスです。

 

建物の正面の黒く見える細長い窓、ここにステンドグラスがはめ込まれていて、中から観るととても美しいのです。

 

建物の外からもわかるように、1階(下部)は低く、2階(上部)が高くなっています。

 

サント・シャペルは大人気です!

下部礼拝堂

下の礼拝堂は、召使い専用。

美しい交差ヴォールトやバラ窓も観ることができますし、聖母像も間近で観ることができます。

お土産物屋さんまでありました^^(写真下、左側)

 

ブルーの天井は、サン・ジェルマン・デ・プレ教会に似てます。

19世紀になって、中世風に、青に金色のフルール・ド・リス(フランスを象徴するユリの花)の装飾が施されたそうです。

 

 

この狭くて小さい階段を上って、上部礼拝堂へと移動しました。

 

大空間!上部礼拝堂の華やかなステンドグラスに圧倒されます

 

上部礼拝堂は、王とその家族専用で、王の居室と直接つながっていました。

 

天井高は約20.5m

狭い階段からのいきなりの大空間、ギャップにやられました!

 

家族が撮った写真 ↓ 

 

 

ステンドグラスに埋め尽くされた空間はとても幻想的♪

高さ約15mの窓には聖書からとった1134の場面が描かれているそう。

 

建築方法は、レイヨナン式と言うゴシック建築の様式のひとつです。

レイヨナン式は、

空間のまとまり、装飾の洗練性を重視したほか、窓の面積を増やすことで空間に光を取り込もうとしたことを特徴とする

引用元:レイヨナン式 Wikipedia

 

美しい彫刻(石彫)もレイヨナン式の特徴です。

2階のテラスから、上部礼拝堂を観たところ。

フランス革命期、教会は受難の時代だった

先日記事に書いた、サン・ジェルマン・デ・プレ教会や、サントゥスタシュ教会などを調べていて、

当時第一身分だった聖職者も大勢処刑されたことを知りました。

 

王侯貴族がギロチン台で露と消えたことはよく知られていますが、聖職者のことまで思い至らなかったわ。

 

教会も略奪や破壊などの暴力を受け、大きな被害がでたそうですが…

 

フランス革命期に、このサント・シャペルの美しいステンドグラスが破壊されず残ったのは、奇跡的。

 

当時、事務所の棚で覆われ、忘れ去られていた為、破壊を免れたんですって。

事務所の棚って…何メートル?

 

革命や政変で、それまでの文化財や、美術工芸品が略奪されたり壊されたりすることがありますが、とても悲しいです。

 

人類の至宝であり、皆で守り後世に受け継がれるべきものなのに…

 

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