パリ観光2日目、
凱旋門、シャンゼリゼ通り、ルーヴル美術館、と回って、
この日最後の観光はサンジェルマン・デ・プレ教会。
ルーヴル美術館からカルーゼル橋を渡ってリヴ・ゴーシュ(セーヌの左岸)側へ。
ちょい道間違えて遠回り。
Rue du Bac(バック通り)からBoulevard Saint-Germain(サンジェルマン大通り)沿いにある、通りの名前にもなったサンジェルマン・デ・プレ教会へ。
サンジェルマン地区は貴族の邸宅が多かった地域
17世紀末から貴族の邸宅とともに発展してきた高級エリアだそうです。
ハイブランドのメゾンが多く、
この辺りに住むことがリヴ・ゴーシュブルジョワジーのステータスとも言われています。
写真下、
サンジェルマン大通りとバック通りの五叉路の交差点。
左に曲がるとサンジェルマン・デ・プレ教会方面。
文学カフェや本屋さんも多い知的な街
L'Écume des Pagesというおしゃれな本屋さん。
フランス語版の「名探偵コナン」はじめ、日本のコミックも勢揃い。
L'Écume des Pagesの並びに、まずカフェ・ド・フロール。
有名な人気店です。文学カフェ。
こちらも有名な文学カフェのドゥ・マゴ。
道を挟んだ向かい側にあるブラスリー・リップとともに、これら3つのカフェは、名実ともにサンジェルマン・デ・プレの中心。
これらのカフェで作家たちが熱い議論を闘わせていたそうです。
ドゥマゴが独自の文学賞を、フロールも文学賞を設立して、無名の作家を応援。
毎年、カフェで選考会が行われるんですって。
文学がとても身近にある街なんですね、素敵♪
ドゥマゴの隣が…
パリ最古の教会、サンジェルマン・デ・プレ教会
558年に建てられたという修道院附属の教会です。
日本では、仏教が伝来した頃(552年)ですね^^
Wikipediaには、メロヴィング朝時代のパリ司教・ジェルマン・ド・パリによって奉堂された、とありますが、
メロヴィング朝知らん〜
ブルボン王朝しか知らん〜〜(汗)
6世紀、今が21世紀だと思えば、1500年もの期間、ここでフランスの歴史を見守って来たと思うと感慨深いです。
歴史的建造物が好きなのも、はるか昔に思いを馳せるのが好き、と言うことで、古い建物を観るとなんだかワクワクするのです。
外観はシンプルで質素な感じですが…
強大な権力を持った教会だった
8世紀には大小1万7000の修道院をまとめるベネディクト修道会の一翼を担っていたこともあり、
当時のサン・ジェルマン・デ・プレ教会はローマ教皇以外に逆らえるものがいないほどの権力を持っていたそうです。
こじんまりとした教会に見えますが、奥行きがあります。
内部は、ロイヤルブルーの天井とリブヴォールトのコントラスト、
リブヴォールトの連なりが美しいです!
ゴールドに真紅が利いています。
身廊の入口の上には、パイプオルガンが設置されています。
これは、1973年に設置されたそうで教会の歴史に比べれば新しいものですね。
側廊の天井はゴールド、
ミントグリーンの柱にゴールドの装飾。
側廊側のアーチの上には新約聖書の場面を描いたフレスコ画、
美しいステンドグラス…
カラフルな内装に目を奪われます。
外観が地味なので、中に入って天井のロイヤルブルーとヴォールトの連なりにあっと驚きました。
2016年から2020年にかけて大修復が行われ、壁のフレスコ画も輝きを取り戻したようです。
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