ヴェルサイユ宮殿観光の後は、ヴェルサイユ=シャトー駅からRER C線で Musée d'Orsay駅へ。
駅を上がればすぐに美術館です。
目次:
オルセー美術館も、人気の観光スポット!
オルセー美術館の外観を見るのは3回目。
パリ観光1日目、ディナークルーズ船発着のソルフェリーノ河川港がオルセー美術館の前。
パリ観光2日目、ルーブル美術館からサン・ジェルマン・デ・プレ教会へ行く途中にも道を間違えて近くを通り、
パリ観光3日目にようやく、中を見学する機会を得ました。
オルセー美術館は、建物からして素敵で、歴史的建造物大好きな人間にはワクワクする観光スポットですし、
印象派絵画が好きな人も大満足の美術館です。
元は1900年のパリ万博開催に合わせて作られたオルセー駅
写真下は、セーヌ川ディナークルーズの際に船上から撮影したオルセー美術館です。
建物の2個所に時計がはめ込まれているのも、駅ならではの風景です。
パリ観光3日目のディナーに備えて、予約なしで臨みました
ヴェルサイユ宮殿の滞在時間が読めなかったのもあり、時間が固定のディナーに備えてあえて予約せずに、満員ならちょこっとだけ観て帰るのもあり、とガチガチに予定していませんでした。
入口は4つ
- 団体ツアーや特別会員用の入口
- チケット予約している人の入口
- パリミュージアムパスを持っている人の入口
- 当日券購入者の入口
どの入口に並ぶかは、美術館広場にいる係員があなたこっち、と捌いてくれます。
我々がミュージアムパスを提示すると、ミュージアムパス保有者用の列に、と指示されました。
それまで炎天下で入場待ちの列が2列だったのが、我々の少し前の人から3列目開放。
5〜10分の待ち時間で入場できてラッキーでした。
オルセー美術館は、ルーヴル美術館と違い、空港のように手荷物検査があります、厳重な警戒をしていました。
まずは最上階の5階に上がって、時計裏へ
時計の裏のカフェ、カフェ・カンパーナ。
時計越しにパリの街が見えて、雰囲気があるので人気! 満席です。
元が駅なので、横に長い建物の両端にある時計、カンパーナと反対側の
もう一つの時計の裏は、撮影スポットになっていて大人気です。
独り占め撮影したいなら朝早く行くか、じっくり撮影の順番を待つか(特にルールはないので、空いた時にサッと撮る程度)。
こだわりのない我が家は、ちゃっと撮っておしまい
5階から順に…まずは印象派の絵画を心ゆくまで鑑賞
印象派の前の絵画は、宗教画(聖母子像)や神話などを題材に取ったものがほとんどでした。
屋内で描かれたものばかり。
印象派は、「、風景を描くものや、光の陰影を描いたもの、今のわたしたちがよく目にする写実的な絵です。
印象派の絵画は1986年に旧印象派美術館から移管されオルセー美術館として開館しました。
意外と新しい美術館なんですね。
館の方針としては、原則として2月革命のあった1848年から、第一次世界大戦が勃発した1914年までの作品を展示することになっており、それ以前の作品はルーヴル美術館、以降の作品はポンピドゥー・センターという役割分担がなされている
引用元:オルセー美術館 Wikipedia
モネの「睡蓮」
ファン・ゴッホの「自画像」
ルノワールの「日傘を持つ女」
誰しも一度はどこかで目にしたことがある、有名な絵画がズラリ。
今までにどこかの印象派の美術展で観たものもありました。
ルーヴルでモナリザを観たときのように、本物を目の前にした感激に、気持ちを高揚させられました。
朝から、エッフェル塔、ヴェルサイユ宮殿、と歩き回ったのに、疲れを知らない子どものように、眼の前の印象派の絵を追いかけて、撮影して楽しい時間でした^^
絵画の展示は5階のみ。
下のフロアは、家具などが展示されていました。
迷わずパス。
駅の名残を残す大空間
かまぼこ型(トレイン・シェッド)と細長いスペースは、駅の名残。
吹き抜けの明るい大空間が気持ちいいです。
味気のない鋼鉄の部分には美しいレリーフがはめ込まれていて…さすが芸術の都・パリ。
どこを取っても美しいです。
オルセー駅当時からある装飾的な時計。
当時が忍ばれます。
大型の彫刻・塑像は1階に集中
今年のお正月に東京・上野の国立西洋美術館の前庭で観た「地獄の門」の石膏原型です。
ひとつの型からいくつも鋳造できますが…
上野にある「地獄の門」は、世界にある8体のブロンズの地獄の門のうち、最初の鋳造とされています。
松方幸次郎(元川崎造船社長)が依頼した地獄の門が、世界初鋳造!素晴らしい!
重量7トンとも言われる大きな作品が海を渡ってきたと思うだけで、感慨深いわ。
ジャン=バティスト=カラポー作 天球を支える世界の4つの部分
世界の4つの部分とは、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカ。
当時、まだオセアニアは認識されていなかったそうです。
この作品は、リュクサンブール公園の入口、天文台噴水にも同じものがあります。
パリ天文台の北向かい、パリ子午線の軸上にあることから、球体=地球を支えるオブジェになったんですね。
印象派誕生から150年記念の展覧会開催中だが観れなかったorz
1874年4月15日、パリで 最初の印象派展が開催されました。
それまでの「アカデミー」の支配に反発した人たちが立ち上がったのですね。
当時「印象派」は革新的芸術運動でしたから 画期的な展覧会です。
現在オルセー美術館で開催中のこちら ↓ PARIS 1874
1874年の第1回印象派展で展示された絵画、約130点が一堂に会しているという素晴らしい機会!!
せっかくのまたとないチャンスなのに時間切れで観れなかった〜〜😭
この日の予定は4つ(エッフェル塔、ヴェルサイユ宮殿、オルセー美術館、ル・トラン・ブルー)でしたが、
メインがヴェルサイユ宮殿とル・トラン・ブルーだったので、オルセー美術館はサクッと回った感じです。
夫が美術館が嫌い、という、ね。
今年のお正月のキュビスム展もサーッと作品チラ見で出口で待ってましたから。
今回のオルセー美術館、駅に着いたのが15時30分、オルセー美術館を出たのが16時30分。
見どころだらけなのに、滞在時間1時間弱!
もったいない〜 😭
一旦ホテルに帰って、お着替えしてディナーに。
次回は、宮殿のような豪華なレストラン、ル・トラン・ブルーの記事です♪
参加しています、クリックしていただけたら嬉しいです♪
↓