今年の海外旅行、パリからオランダ、ベルギーにも行くと決まった時の
ワタクシのオランダのイメージは、
風車、チューリップ、木靴、という一般的なものでした。
運河と自転車…オランダを象徴する風景です。

行くまで知らなかったのが運河
オランダ=運河、と知ってる人は知っている。
私は全然知らなかった…(昔、習っているはず)。
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国土が低地であることから運河が張り巡らされていて、陸運と同様に水運も交通・輸送を担っていて、
17世紀アムステルダムは世界有数の貿易拠点として繁栄していたんですね〜。
運河の総延長は100km 以上、約90の島々があり、1500もの橋がかかっているそうです。
写真下 オランダ・アムステルダムの運河

現代の貿易拠点は中国の上海港、シンガポール港、オランダのロッテルダム港、アメリカのロサンゼルス港、そして日本の東京港。
オランダのロッテルダム港が入ってます^^
個人的にはヨーロッパの貿易といえば、スペイン、ポルトガルのイメージが強かったんですが、
日本の鎖国時代、長崎の出島と交易していたのは、中国とオランダやん。💡
長崎といえば、オランダ、蘭学(医学・天文学・数学)の蘭は和蘭陀(オランダ)の蘭ではないか…とゆっくりと、思い出す ^^;
当時のオランダは1602年設立のオランダ東インド会社設立により、世界各地に植民地を持つほど強い国だった…ということもあまり意識になかったです。^^;
なので、今回、オランダに行って、当時のオランダのかつての威光を目の当たりにして、目からウロコがぼろぼろ!
17世紀、最も反映していた国がオランダだったんですね!
自転車大国オランダ、よく整備されていました
アムステルダム駅前、自転車人口が多い!

自転車がスイスイ。自転車専用レーンが整備されていました。
車道と分けられているので安全です。

どこにでも、自転車置場が整備されています。
世界遺産キンデルダイクの風車群の道にも自転車置き場がありました。

列車にも、自転車の積み込み可能。

自転車移動が当たり前なので、自転車をそのまま列車に乗せることも普通なんですね。
自転車が3台置けるよ、という列車の表示。
折りたたみ自転車じゃなく、普通の自転車が乗せられるのが日本と違うところ。
車輪ストッパーとスペースが用意されていて、自転車持ち込み用の切符も券売機で買えます。
駅のエレベーターも、自転車が乗せられる大きさ(長さがある)です。
社会の中にしっかりと組み込まれている自転車です!
車社会からの離脱
オランダに自転車が多いのは、運河が張り巡らされていて、車より自転車の方が便利だからだ、と思っていたのですが…そうではなかった。
車が増えて事故が多発したことと、1973年の石油危機で、自転車への回帰が起こり、国をあげて自転車専用レーンの整備が行われたそうです。
日本は2026年4月1日から、自転車は「車道通行が原則」というルールが厳格になります。
正直、ダンプカーなど大型車両がビュンビュン通る横を走るのは風圧などもあり怖いです。
運転する方も、バランスの悪い自転車が路肩をヒョロヒョロ走っていたら安心して運転できないし。
互いが安全に棲み分けできるオランダが羨ましい…。
17世紀の威光はダイヤモンドの輝き
17世紀、オランダが繁栄していた頃の名残があちらこちらに残っています。
貿易、科学、芸術、軍事の分野で、世界でも類を見ない繁栄を遂げた輝かしい歴史を持っていいたオランダのことを意識してなさすぎて、申し訳なかった。
G7(先進国首脳会議)のメンバー国である、フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、(日本、)イタリア、カナダにロシア、中国、インドが強い国、のイメージ。
アムステルダムやハーグの美術館に行けば、当時の豊かなオランダを垣間見ることができます。
17世紀オランダが世界に名を轟かせていた頃にタイムスリップしてみたくなります。
オランダのアムステルダムは、「ダイヤモンドの聖地」。
ロンドン、アントワープと並ぶ「世界三大ダイヤモンド加工地」として400年の歴史を持っています。
アムステルダム国立美術館の近くにもダイヤモンドを扱うお店が並んでいました。
当時から大きなお金が動いていたのでしょうね。
オランダは行くまで何も知らなかった分、行って興味を持ててよかったです。
「知る」って本当に楽しいわ。
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