6月のヨーロッパ旅行は、オランダ、ベルギー、パリ。
オランダ1日目 アムステルダム国立美術館
オランダ2日目 ハーグ エッシャー美術館、マウリッツハイス美術館 デルフト
オランダ3日目 世界遺産・キンデルダイク風車群、アントワープ(ベルギー) ←今ココ
ベルギー1日目 ゲントの鐘楼、グラスレイコーレンレイ
ベルギー2日目 世界遺産・ブルージュ
ベルギー3日目 世界遺産・グランプラス(ブリュッセル)
パリ1日目 不思議のメダイ教会 街歩き
パリ2日目 モンマルトル、オペラ・ガルニエ、シャンゼリゼ通り練り歩き
パリ3日目 ノートルダム大聖堂、エッフェル塔・トロカデロ広場
目次:
風車村はザーンセ・スカンスか、キンデルダイクか??
今回の旅行、オランダとベルギーにも行く、と決まったので、風車を見に行こう、となりました。
以前も記事に書きましたが、風車村は、作られた美しさのザーンセ・スカンス(アムステルダム)か昔のまま残っているキンデルダイク(ロッテルダム)か、という二択。
ザーンセ・スカンスの風車村は、いわば明治村のように、あちらこちらから風車を集めて観光地にした感じ。
我が家は。ありのままの風車と風景を観たくて、キンデルダイクを選びました。
ザーンセ・スカンスは、アムステルダム中央駅からトラムで20分で行きます。
キンデルダイクは、ロッテルダムの東13kmのところにあります。
まずロッテルダムのホテルのすぐ前にあるWeena停留所からエラスムス橋までトラム(所要時間約10分)で移動。
エラスムス橋の近くのフェリーターミナルからウォーターバスで30分。
乗り換えにちょっとドキドキです。
行きのフェリーの切符は息子が買ってくれていました。
帰りのフェリーの切符は、買っていなかったので、乗船してからカード決済。
トラムとウォーターバスを使ってキンデルダイクへ
ホテルの前の停留所、Weenaからエラスムス橋近くのLeuvehavenまでトラムで移動です。
電光掲示板の時間は7:57。(写真下)
キンデルダイク行きの始発のウォーターバスは、エラスムス橋のフェリーターミナル8:20発です。
1日を有意義に過ごすために、始発に乗りたい!
朝のトラム内、結構空いてる!
3番のトラムに乗って、Leuvehaven停留所下車、エラスムス橋のフェリー乗り場まで徒歩5分ほど。
これが Erasmusburg (エラスムス橋)。
写真下、Molenkadeと言うのがキンデルダイクです。出発の10分前に到着。セーフ!
Rotterdam Erasmusburg (エラスムスブルグ フェリーターミナル)を出発、
ほんの30分ですが気持ちの良い船旅を味わいました。
Kinderdijk Molenkade (キンデルダイク モーレンカデ フェリーターミナル)に到着〜♪
とてものどかなところです。
ついに来た〜、見たかった風景に出会えた〜!
以前は風車には、全く興味がなかったのですが、オランダが今回の旅行先になってからは親しみが湧いてきて…
オランダ生まれの画家、ファン・ゴッホの中にある原風景なのかな…と思いを馳せてみたり。^^
オランダはじめ、ベルギー、ルクセンブルク、フランスの一部(カレー県)などが、ネーデルラント、と呼ばれる低地です。
オランダの国土の1/4が海面より低いので排水のための風車が発達し、全盛期は8000〜9000基もあったそうです。(そのうちキンデルダイクには1000基))
キンデルダイクには19基の風車が当時のまま、遺されています。
オランダの干拓は10世紀頃から始まっていましたが、キンデルダイク周辺に風車ができたのは、1740年頃。
キンデルダイクの風車は羽根が大きく、1分間に1万リットルの水を排水できるのだそうです。
イギリスの産業革命により、動力源は蒸気機関に取って代わられましたが、
17世紀、オランダが海運国たりえたのは、製材用風車が造船業に発展に寄与したからこそ…ということをこの度初めて知りました。
風車は排水以外に製材も行っていたとは!
そして、オランダが造船で栄えた国だったことも勉強不足で知らずでした。
17世紀はオランダの「黄金時代」と呼ばれ、
経済、文化、科学技術など、さまざまな分野で繁栄を極め、世界貿易の中心だったということも…意識したことがなかったです。
日本は鎖国時代、唯一オランダとは長崎の出島を通して貿易をしていましたし…
杉田玄白の「蘭学事始」…ありました💡(蘭は阿蘭陀=オランダの蘭)
日本とオランダの関係が深かったことをすっかり忘れていました…^^;
現在は14基が稼働中
かつて、8000〜9000基あった風車、現在は1000基が残っているそうです。
そのうち19基がずらりと並んでいるのは、ここキンデルダイクだけ!!
さらに、19基のうちの14基が現役。
普段、羽根は回っていないのですが、毎年5月の第2週末の「風車の日」や、月に1回たくさんの風車が回されるそうです。壮観でしょうね!
ネーダーヴァールトとブロックヴェアという2基の風車が内部を見学できるようになっています。
様々な国のツーリストが見学できる風車に詰めかけていて…我が家は、時間が掛かりそうなのでパスしました。
パックツアーの方たちは、説明を聞いたり、風車内部の見学をされて…
ここで折り返しでした。
もったいな〜〜〜い! 道半ばで折り返し orz
まだまだ先があるのに…と思ったワタクシです。
この風景を見たかった、ズラリと並ぶ風車群
趣ある風景、ずっと佇んで見てしまいました。
風景は自分ひとりのものにはできないから、心ゆくまで眺めていたい感じ。
突き当りまで来ると人影もまばら。
個人旅行の方か、地元の犬の散歩の方ぐらいです。
運河に沿って、道はもっと先まで続いていますが、この先は立入禁止です。
南アフリカのケープタウンから来た、という御夫婦と写真を撮り合いました。
やはり、個人旅行は、融通が利くのがいいわ♪
この風景が後世にも残っていますように!
参加しています、クリックしていただけたら嬉しいです♪
↓