ノートルダム大聖堂は、エッフェル塔、凱旋門と並ぶアイコニックな存在。
1163年着工され、1225年に完成した現在のノートルダム大聖堂。
800年に渡りパリの象徴として、信仰の対象として親しまれ、多くの観光客が足を運んだ名所旧跡。
それだけに、2019年4月の火災は世界中に衝撃が走りました。
キリスト教徒でもないし、遠く離れた極東に住む日本人のワタクシでも大変なショックでボーゼンとしてしまいました。
5年の歳月をかけて、昨年12月に修復完了。
昨年のパリ滞在中には見れませんでした。
今年こそ、中を見学しなくては!!
目次:
2019年に焼け落ちた尖塔はまだ修復中
プティ・ポン(小さい橋、の意)から見たノートルダム大聖堂。
後ろの尖塔は2019年の火事で焼け落ち、現在も修復中でした。
まだまだクレーン稼働中でした。
以前は、この尖塔に上がって、パリの街を見下ろすキマイラ(ギリシャ神話に登場する怪物)を観ることができたのに…

ノートルダム大聖堂は無料で見学OK、ただし予約がベター
見学当日の朝、息子が予約してくれたので、スムーズに行くことができました。
⚠️この記事を書いている時点で、予約サイトにアクセスしようとするとブロックされました
《追記》の追記
検索ボックスに「ノートルダム大聖堂予約」、と入れると出てくる、予約方法を教えてくれる某サイト。ここに貼ってあるリンクの「公式予約ページ」をクリックすると本来の公式予約ページではないところに誘導されます。
公式ではないサイト ⬇️
❌️ https ://resa.notredamedeparis.fr/en/reservationindividuelle/tickets
(コロンの前にわざとスペースを入れています)
「申し訳ありませんが、ブロックされています」と出て、その旨、サイトの所有者にメールで知らせるように、と書かれているのですが…。
⭕️ 検索ボックスに Notredame de Parisと入力して出てきた検索結果の
Notre-Dame de Paris - official websiteが正規サイトです。
→ URLは https ://www.notredamedeparis.fr/en/
リンクを貼ると、何者かにすり替えられるかもしれないので、URL文字列のみお知らせします。(コロンの前にわざとスペースを入れています)
偽? 謎サイトは、ファビコン(タブに表示されるアイコン)も公式と同じなのでご注意ください。
(2025.10.5 8:40追記)
⚠️ 上の正規サイトから予約に進むと、やはりメールでしらせるように、という公式ではないサイトにつながります。
2025年10月6日現在、予約不可能のようです…(2025.10 .6 追記)
予約枠は、1日に1万〜1万5000人の枠を用意しているそうです。
季節が良くて、急がないなら並ぶのもありですが…忍耐力必要。

見学再開されてまだ半年、美しく蘇ったノートルダム大聖堂、見たいですものね。
威風堂々のノートルダム大聖堂とその内部
奥行き128m、幅48m、高さ69m。
90mあった尖塔は、焼け落ち、未だに修復作業が続いています。
歴史的建造物ゆえに、時間がかかるのでしょうか。
多くの人が訪れる、大聖堂の修復を急いだのかもしれません。
セーヌ川クルーズで、船上から立派な大聖堂を観ることができます。

ノートルダム大聖堂の入口には聖人の彫刻。
6層になった立派なものです。

さて、入場。
身廊の天井高32.5m、壮大なスケールで建てられ、当時としては度肝を抜く規模だったのでしょうね。
天井の交差ヴォールトは、珍しい六分ヴォールト多用です。

身廊から側廊を見た所 ⬇️
身廊と側廊を隔てる柱は、ピア(束ね柱)の形式になっています、。

パイプ・オルガンのある所の天井も六分ヴォールトです。
1868年に制作された、フランス最大のパイプ・オルガンは火災を免れました。

こんなバラ窓、見たことない!
ノートルダム大聖堂のバラ窓、と話題になるのも納得でした!
大きさ、精巧さで右に出るものなし!
3つのバラ窓は火災の被害に合わず残りました、良かった〜 😭
これだけ見てもわかりにくいので…

全体写真。身廊の幅いっぱいとまではいきませんが、巨大バラ窓。
ため息が出る美しさ。
ノートルダム大聖堂、諦めないで今年再チャレンジして良かった…
必見のバラ窓です。

ここの天井は、ブルーにヴォールトが金。ゴージャス&シック。
ゴシック聖堂の建築には数十年から数百年(!)かかるため、様々な様式が混じっているそうです。

大混雑 😅

宝物殿は別料金

赤い扉の奥は、宝物殿です。
SACRISTIE DU CHAPITRE、とは、大聖堂の聖具室(サクリスティ)のこと。
聖具の他に様々な宝物が展示されているお部屋への入り口です。
聖遺物(キリストの身につけていた茨の冠)や宝物などが展示されているそうです。
入口のデザインはヴィオレ=ル=デュック(19世紀の建築家)によって修復されたネオゴシック様式の傑作。
狭くて時間かかりそうだったのでパスしました。
細かいレリーフや彫刻が見応えあり
入口の扉は、細かい茨?のレリーフで覆われていました。


見学は30分ほどで終わりました。
ポワン・ゼロ・デ・ルート・ド・フランス(マイルストーン)
Le Point Zero Des Routes De France.
ノートルダム大聖堂の前の広場、パルヴィ広場(ジャン=ポール2世広場)には、境内のポワン・ゼロ・デ・ルート・ド・フランスという地面に埋め込まれた標識があります。
パリから◯km、という時の基準点がこの、ポワン・ゼロ(Kilometer Zero)なんですね。
このポワン・ゼロの金属プレートの上に足を置くとまたパリに戻ってくることができると言われていますから…
思い切り踏んづけておきました。
ローマのトレビの泉や、ブリュッセルのセルクラースの像のなか〜ま!!。
前に写真で見た時は、1924年に設置された星型のゴールド(真鍮製)のポワンゼロでしたが、
今回行って探したら…四角いステンレスの金属板で覆われていて、わかりにくい。
どこだどこだ…と探してたら、わりと大聖堂に近いところにありました。
ゴールドの星型金属板をさがしていたのに…とっても地味で目立たなくて…
観光客、みなさんスルーされていました。
これ撮影してるのうちぐらいちゃう〜?

ノートルダム大聖堂の観覧席
昨年行った時には、ノートルダム大聖堂はまだ修復中でしたから、その修復を観るための観覧席かと思っていました。

2013年、ノートルダム大聖堂の創立850周年記念事業として、ここに設置されたそう。
2019年の火災、関係なかったのね。
老舗の本屋さん、Shakespeare and Company
ノートルダム大聖堂の帰りに、プティポンの近くにあるパリの老舗本屋さん、Shakespeare and Companyへ。
入店待ちの列もできるほどの人気店・・・店内は狭いです。
2階には小さなライブラリーも併設。

店内写真撮影禁止ですが、ハリー・ポッターにでてくるような古き良き時代の面影がありました。
たまに街角でみかける、キャンバストートを購入。

上述の Kilometer Zero(基準点)の文字入り。
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